真鍮の切削加工|C3604・C6801などの特徴と加工ポイント
株式会社小野工機では、C3604をはじめとする真鍮(黄銅)の切削加工にも多数の実績があります。真鍮は切削性に優れ、ミクロン単位の精密加工にも対応しやすい素材として幅広く使われています。
このページでは、代表的な真鍮材の特徴や加工時の注意点、用途や表面処理について解説します。
真鍮(しんちゅう)とは?
真鍮は銅(Cu)と亜鉛(Zn)を主成分とする合金で、切削性・加工性・電気伝導性に優れた非鉄金属です。精密部品や装飾品、電装品など幅広い用途で利用されています。
代表的な真鍮材の種類と特徴
C3604(快削黄銅)|切削性に優れたスタンダード材
- 特徴: 鉛(Pb)を含有し、極めて高い切削性を持つ
- 用途: バルブ部品、電装コネクタ、精密ねじ部品 など
- 注意点: RoHS対応が必要な場面では使用制限に注意
C3604は被削性に優れ、ドリルや旋盤による加工で高い加工効率を実現できます。細径穴加工やバリの抑制が求められる量産品に適しています。
C6801(ビスマス系鉛レス黄銅)|環境対応型の新標準材
C6932(シリコン系鉛レス黄銅)|環境対応型の新標準材
- 特徴: 鉛を含まない環境対応型真鍮。RoHS指令に適合
- メリット: 鉛フリーが求められる部品に最適
- 加工性: C3604に比べやや劣るが、実用上問題なし
C6801・C6932は今後ますます需要が高まると見込まれる鉛レス材です。RoHS対応製品の開発や、輸出品の安全規制への対応に有効です。
表面処理との組み合わせで多様なニーズに対応
真鍮部品では、耐食性や外観を向上させるための表面処理が求められることが多く、以下の処理にも対応可能です:
- 無電解ニッケルメッキ
- 金メッキ・銀メッキ
- 黒ニッケル・クロムメッキ など
真鍮加工は小野工機へお任せください
小野工機では、C3604・C6801など多様な真鍮材の加工実績があり、高精度・短納期・量産対応を強みとしています。
- φ3mm以下の小径加工にも対応
- 表面処理・洗浄・検査まで一貫対応
- 鉛フリー材の量産実績も多数
真鍮部品の加工でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。